子宮頸部異形成について

 □概念

・発がん性HPV(人パピローマウイルス)感染により子宮頸部の細胞に異常が認められる状態

(異形の程度によって、軽度・中等度・高度に分類される)

・前がん病変であり将来の癌化の問題がありますが、子宮頸がんを発症するのは発がん性HPV感染者の1%未満と考えられています

 

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□症状・診断

・異形成に特有な症状はなく、婦人科受診時や検診時に発見される事がほとんどです

・診断は細胞診、コルポスコープ(膣拡大鏡診)、組織診の組み合わせで行いますが、確定診断はコルポスコープ下での狙い生検で得られた組織検体で診断をつけるのが一般的です

□治療方針

・軽度異形成は経過観察とし病変の自然消失を期待する

・高度異形成~上皮内癌は治療の対象とし局所治療(頸部円錐切除、レーザー蒸散法など)とし子宮温存とする

(局所治療でも切除断端に病変が残存していなければ、ほぼ100%の治癒率が期待できます)

・中等度異形成は細胞および組織異形の程度で管理方針を選択する

 



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